富士登山までの道のり

始まりは7月のいつだかの会社の昼休み中の女子3人(そのうち一人は富士登山経験者)での軽い会話だったと思う・・

私「まぁ、一緒に行ってくれる人がいれば、いつ行ってもいいんだけどね。」
友「じゃあ、今年行っちゃう!?」
私「・・えっ!い、行っちゃう?マジで行っちゃうの??ま、行くなら行くけど・・!!」

実はこの時、自分の発言にビビリつつ、そうは言っても結局行かないような気分でいた・・
だから、会社の人に広まると行かざるを得ないのでなるべくこの事は公言しないよう努めていた・・。

日本人たるもの、日本最高峰の富士山にいつかは登ってみたい。
そう思っている人は大勢いるのではないでしょうか。
もちろん、私もその一人。なんとなくいつかは、いつかは・・・とは思っていましたとも。

でも、こんなに突然やってくるのか富士登山
自分で決めたものの、不安が募る・・。
よくわかんないけど緊張してきた。こわいよ〜



・・その後、日程は休みの都合で8/16、17に決定。
メンバーは友達カップルとうちのカップル4人という事で勝手に決定。
で、足はないからツアーで行く事をぼんやり決定。
まだ、全然実感もなにもなかった。
ここまで来ても結局行かないんじゃないか。。なんて考えたりもしたり。


そして、なんとなく日々富士登山ブログを読みまくる毎日。
いろんなルートだとか、ツアーだとか、持ち物なんかを調べまくって寝不足。
そして、高山病だのなんだのって気分が落ちるような記事も目にする。
なるべくそういうのは、あんまり見ないようにもして、成功者のポジティブなブログを見るように努める。
水道橋博士富士登山記はよかったなぁ。
だんだん実感がわいてきつつある。


そんなある日、一緒にいくお友達が素敵な本を貸してくれた。

山登りはじめました めざせ!富士山編

山登りはじめました めざせ!富士山編

この本をなにげなく読んでたら、無性に山に登りたくなった。
女子目線で書かれていて、行っても無いのに感動が伝わってくる!
最初は高尾山から、富士山登頂にいたるまで。
山登りのコツや、持って行って便利な山グッズなどなど。。とっても楽しそう!!
後日、私もこの本を自分の手元に常に置きたいと思い、本屋を探しまくったんだけどなかなか見つからず。
お友達が見つけてプレゼントしてくれた!!本当にありがとう☆バイブルにします。


さてさて、その後。
うちの彼は仕事の都合上行けなくなり。
友達の友達が2人増え、私の友達も1人増え。
最終的に女子5人、男子1人という大所帯になった。
そして、8月に入りいい加減ツアーも予約しなくちゃという事で。
私達は『往復のバス+7合目山小屋泊+下山後温泉付き+ガイドなし』というツアーに申し込みをした。
その後、富士山登ろう会という事で顔合わせ飲み会をしておおいに盛り上がる。
いよいよ本当に行くのかって気がしてきた。


私は今まで、スノボやキャンプや軽い登山の経験があったので、ある程度道具は持っているつもりだったのですが、
今回いろいろと調べてみて、購入したものは以下のもの。

・手袋
 7合目位に手をついて登るような岩場があるらしいので。

・ハイドラパック
 水を入れてリュックの穴からストローを出して飲めるもの。
 普段からかなり水分をとるほうなので、いちいちザックをおろさなくても水分補給できるのがよさそう。

・薄いウィンドブレーカー的なもの。
 これは完全にかわいいだけで予定外に購入した。

VAAMパウダー
 水に溶かして登山中に飲んで脂肪をエネルギーに変えてくれる事を期待。

アミノバイタル
 バテにくくなるらしい!?いろんな体験談でみんなが飲んでるから購入してみた。
 行動前や寝る前に飲む。粉タイプとゼリータイプを購入。

エアーサロンパス
 筋肉痛対策に。

・ハッカ油スプレー
 虫対策やリフレッシュに。

・ストック、、は欲しかったけど、富士山といえば金剛杖という事で今回は見送り。

 

そんなこんなで、さらに毎日のようにアウトドアショップに行き、ニタニタしては何も買わず、
店員さんの話だけ聞いたり・・という様な日々が続き。
一緒に行く友達で妄想話に花が咲く。咲き乱れる。
「いや〜これで本当に登れたら、これから辛い事があっても、富士登山に比べれば○○なんてね」って言えるねとか、
これから見る富士山も違って見えるんだね、なんて、おまえら、まだ登ってもいないのに・・盛り上がって爆笑。
もちろん内心は不安だし実感も無いんだけど、こんな時が一番楽しいのかもね。いやいや、現場はもっと楽しいはず!


日々ザックに荷物を詰める。
頂上でお湯を沸かして、カップラーメンを食べてコーヒーを飲みたいのでシングルバーナーを持って行く。
友達や家族に山頂のポストからハガキを出したいので事前に「祝!20代最後記念!富士山登頂成功!」なんて書いている自分。

盛り上がってみたり、不安になってみたり、それだけで結構疲れていた・・。
6連勤明けの休みが富士登山。完全に死ねる!
でも、富士山という目標があったからかな、6連勤もあっという間だった。


気づいたら、ついにその日は明日にせまっていた。。




つづく。。